椛まんじゅうの資産運用とか経済とかぼ~っと書くノート

資産運用とか経済とか好き放題書く備忘録ブログ

インフレとデフレと為替を少々

インフレーションとは

簡単に言うと「物の価値(物価)」が「お金(通貨)」よりも価値がある状態。

つまり、物価が上昇するか貨幣価値が下がるかあるいは、その両方が発生している状態と私は、認識してます。

 

デフレーションとは

インフレとは、逆に物価<貨幣価値の状態となります。

つまり、物価が下落。もしくは、貨幣価値の上昇。あるいは、両方が起きた状態と私は、認識しています。

 

物価の変動は、なんで起きる?

私が思い付く範囲で書くと需要に対して供給が足りていない状態が物価高となります。

半導体不足や輸入が減ったり遅延すると物が無いため販売できません。

例としてあげると……

パソコンをほしい人が100人いて、パソコンも100台あれば、メーカーの希望価格で販売できます。

これが基準になります。

 

パソコンが50台しかない場合。

ほしい人は、100人要るため取り合いになります。

販売する方も価格をあげて販売します。

価格をあげる理由は、色々あります。

原価が上昇したとか利益を増やしたいとか。

 

パソコンが200台ある場合。

ほしい人は、100人なので100台余ってしまいます。

メーカーは、赤字を回避するために価格を下げて100台を売り切ろうとします。

こちらも原価が安いからたくさん仕入れたりと色々理由が考えられます。

薄利多売ですね。

 

パソコンの台数が100台固定でもほしい人が50人や200人になれば同じようになります。

欲しい人が50人の場合は、価格が下がり

欲しい人が200人なら価格が上がります。

 

この例からわかるように需要と供給の関係によって物価が動きます。

これを書いている現時点では、円安が進んで輸入品の価格が上昇しているため食料品が顕著に上昇しています。

農業を縮小して自給率が減った事が影響しているとも考えられます。

 

貨幣価値の変動は、なんで起きるの?

先ほど、円安という言葉を出しました。

まずは、円安円高を簡単に説明します。

  • 円安:ドルを買うのに沢山円を払う状態
  • 円高:ドルを買うのに少しの円を払えばいい状態

言い換えると世界中から円を欲しがられてるかどうか

 

海外通販をやる人は、為替相場は、かなり注目します。

私も注目します!特にドルとユーロ!

例えば、海外通販で10ドルの商品を買いたいとします。

1ドル110円だった場合は、1100円で買えます。

(関税はシカトします(笑))

1ドル150円だった場合は、1500円で買えます。

その差は、400円です。

桁が増えればこの差が大きくなります。

つまり海外通販でお得に買い物をするには、円高がよいということですね。この場合は、110円が円高です。

 

次の例は、外国の方目線で見てみましょう。

日本の10万円の家具を買おうした場合。

1ドル110円では、約909ドル必要となるが

1ドル150円では、約667ドルで購入できる。

つまり26%offで買えるわけです。

 

ここまで読むと察しのいい人はわかったかもしれません。

円安が進むと輸入が鈍化したり損失が増えたり不利になります。逆に輸出やインバウンドなどが好調になります。

円高は、逆に輸入が好調になり、海外旅行が増えます。

 

ざっくりインフレの種類

インフレには、状況により何種類かに分けられるみたいです。最近知りました(笑)

 

  • スタングフレーション

カッコいい横文字ですが、壊滅的な内容です(笑)

失業率とインフレが同時に上昇する状態を示します。

リストラが増えるのに物価が上昇するという鬼畜なモードです。

原因としては、コストプッシュインフレーションが主に挙げられます。コストプッシュインフレは、後で解説します。

この代表的な事例としては、日本だと1970年代オイルショックが原因で発生したことがあります。原油の値上げでプラスチックをはじめとする物価が上昇しました。

俗にいう悪いインフレですね。

 

インフレが終息し、デフレではない状態を示します。

需要と供給のバランスが一致している状態です。

パッと見は、安定していて良さそうですが成長もしないのでなんとも言えないところですね。

バブル崩壊直後などに起こります。

ただ、海外の情勢に影響されやすいので長くはないようです。

 

教科書とかに道端で大量の札束を積み上げている写真を見たことあると思います。あれがハイパーインフレーションですね。物価がアホみたいに高騰したり、貨幣価値がバカみたいに下がるような状態です。

例えば、リンゴ一個1000万みたいな状態ですね。

さらっとハイパーインフレの定義をいうと……

  • 経済学者のフィリップさんの定義

月に50%のインフレで年で換算すると13000%です。

  • 国際会計定義は、3年で100%のインフレとなります。

年率に直すと26%ぐらいですね。

試しにフィリップさんで考えてみましょう。

菓子パンが100円……1ヶ月後は、150円 2ヶ月後225円

と増えていくことになります。ヤバイですね。

この時、知っている人は外貨を保有し始めます。

物価と貨幣価値が釣り合っていない国内ではなく外貨であればハイパーインフレが起きていないことがありますから。

これも悪いインフレです。

 

  • ディマンドプルインフレーション

直訳すると「需要に引っ張られたインフレ」となります。

人々の購買意欲が高く、飛ぶように商品が売れる状態ですね。

日本だとバブル時がこれに相当します。

需要が高いので価格を大幅に下げなくてもよく会社の利益も増加し、事業拡大や賃金上昇していきます。

これにより人々は、更に購買意欲が強くなります。

少し前の中国人の爆買いが今の世代には、わかりやすいかもしれません。

これは、いいインフレです。

 

  • コストプッシュインフレーション

直訳すると「価格に押されたインフレ」となります。

物価が上昇することで起きるインフレですね。

購買意欲がないのに物価が上がり生きていくために渋々買う。そのため、売上は増えていく。

読んでわかるように生活が困窮していきます。販売価格をあげると消費者が買わず、売れないと給料が上がらないというジレンマがあります。

最初のスタングフレーションの要因がこのインフレになります。

悪いインフレですね。

これを書いている24年2月は、このコストプッシュインフレと言えるでしょう。

 

ざっくりと説明するとこんな感じになります。

インフレに対する政策等は、気が向いたら書きたいと思います。

書き始めたら2日経っているので……

今日は、デフレとインフレと為替を少々という感じです。

 

次回は、デフレとインフレを絡めて資産運用の種類をいくつか書きたいと思います。

では、また(*>∇<)ノ